「コーヒーかすはコンポストに入れても大丈夫?」「乾かしてから入れたほうがいい?」と迷う方は多いかもしれません。
ドリップコーヒーなどを煎れたあとに残るコーヒーかすは、そのまま乾燥させずにecotasコンポストへ投入できます。コーヒーかすには微生物の働きに必要な窒素などが含まれており、堆肥づくりの栄養源のひとつとして活用できます。
ただし、コーヒーかすばかりを入れたり、ためた分を一度に入れたりすると、材料や水分のバランスが崩れ、分解が進みにくくなることがあります。この記事では、コーヒーかすが微生物の栄養になる理由、失敗しにくい入れ方、入れすぎたときの対処を解説します。
コーヒーかすとコンポストの関係:微生物の栄養源に
コンポストの中では微生物が生ごみを分解していますが、抽出後のコーヒーかすには、たんぱく質や脂質、繊維などの有機物が残っており、こうした成分を、微生物の栄養源として堆肥づくりに活用することができます。
コンポストの微生物にも、活動するためのエネルギーや、体をつくる材料が必要です。炭素(C)はエネルギー源や体の材料になり、窒素(N)はたんぱく質などをつくるために使われます。
この炭素と窒素の重量比を「C/N比(炭素率)」といいます。数字が小さいほど、炭素に対して窒素が多いことを表します。一般的に、コンポストに最適な環境は30:1前後が目安とされています。
コーヒーかすのC/N比は、約20:1と窒素分が多いため、食べかすなど炭水化物が多い場合は、微生物に必要な窒素を供給できるという良い面があります。
ただし、コーヒーかすにはリグニンなど、分解に時間がかかる成分も含まれます。C/N比だけで分解の進み方が決まるわけではないため、基材を含めた全体の水分や空気の通り方も大切です。
ecotasコンポストでのコーヒーかすの入れ方
ecotasコンポストでは、その日に出たコーヒーかすを、野菜くずなどほかの生ごみと一緒に入れ、基材全体とよく混ぜてください。何日分もためて、一度にまとめて入れるのは避けましょう。
1. コーヒーかすの準備
紙フィルターなどから取り出し、水が滴る場合は余分な水気を切ってください。乾燥させたり、強く絞ったりする必要はありません。
2. ほかの生ごみと一緒に入れる
野菜くずなど、普段の生ごみと組み合わせて少量ずつ入れます。その日に出た分でも、コーヒーかすが多い日は無理にすべてを入れず、分解の状態を見ながら量を調整しましょう。
3. 基材全体とよく混ぜる
コーヒーかすが固まっている場合は、スコップなどでほぐしてから混ぜます。一か所に固まったり、表面に厚く積もったりしないように、基材とまんべんなく混ぜてください。
投入量は、コーヒーかすを含む生ごみ全体で1日約300-400gが目安です。コーヒーかすだけで300g入れてよいという意味ではありません。使い始めや分解がゆっくりなときは、少なめから始めてください。
コーヒーかすを入れすぎるとどうなる?
コーヒーかすは粒が細かく、水分を含んでいます。ためたかすを一度に入れると、ぎゅっと固まって空気が通りにくくなることがあります。
空気が十分に行き渡らないと、酸素を使って分解する微生物が活動しにくくなり、生ごみの分解に時間がかかったり、においが気になったりする場合があります。
入れすぎたときは、まずコーヒーかすの塊をほぐし、基材全体とよく混ぜてください。基材がべたつく、酸っぱいにおいがするといった場合は、コーヒーかすを含む生ごみの投入を2〜3日ほど休み、底から全体を混ぜて空気を入れます。
混ぜたあとはファスナーを閉め、雨や直射日光を避けた、風通しのよい場所で様子を見てください。
状態が落ち着いてきたら、少量から投入を再開しましょう。
よくあるご質問
Q. コーヒーかすは乾燥させてから入れたほうがよいですか?
A. 乾燥させる必要はありません。微生物の活動には適度な水分も必要なので、水が滴るような余分な水気だけを切って投入してください。すでに乾かしたかすも投入できますが、乾燥させても入れすぎへの注意は同じです。
Q. 紙のコーヒーフィルターも一緒に入れてよいですか?
A. ecotasコンポストでは、紙フィルターは取り除き、コーヒーかすだけを入れてください。カプセルや個包装の袋なども投入しないようにしましょう。
Q. コーヒーかすは毎日入れても大丈夫ですか?
A. 分解が順調で、全体の投入量が多すぎなければ、毎日の生ごみの一部として入れられます。コーヒーかすだけに偏らないよう、ほかの生ごみと組み合わせて基材全体によく混ぜてください。
Q. コンポストに入れず、そのまま植物の土に混ぜてもよいですか?
A. 分解前のコーヒーかすをそのまま使うと、植物の生育を妨げる場合があります。ecotasコンポストでほかの生ごみと一緒に分解し、熟成を終えてから土づくりに活用してください。
毎日の一杯のあとに残るコーヒーかすは、扱いに迷いやすいものです。けれども、ほかの生ごみと一緒に少量ずつ入れれば、問題なく堆肥づくりに活用できます。いつものコーヒーのあとに、無理なく続けられる循環を取り入れてみてくださいね。
ecotasコンポストは、回収サービス付きのコンポストバッグです。できた堆肥は家庭菜園やガーデニングに活用し、使い切れない分は回収サービスで次の循環へつなげられます。ご疑問点があれば、問い合わせフォームから、購入者の片は限定のLINEアカウントからお問い合わせください。